みずほFGのフィンテック導入実績と今後の対応について

みずほFGは、2015年頃からフィンテック導入に向けた動きをスタートさせています。
金融業界を取り巻く状況を把握し、それに合わせた体制が徐々に整備されている段階です。
みずほFGにおけるこれまでのフィンテック導入実績、またみずほFGの今後の対応について解説します。

みずほFGにおけるフィンテックの考え方について

みずほFGは国内トップクラスのメガバンクとして、これまで金融技術や知見には大きな強みを持って運営されてきました。
ただ一方で最先端の技術を導入したり、革新的な体制を築き上げたりする事に関しては、まだ力不足だと自社分析がされています。
メガバンクとしての体制を盤石化する為に、みずほFGはフィンテックを積極的に導入し、新しいサービスの提供、革新的なイメージの定着を図ったのです。
2015年から「インキュベーションプロジェクトチーム」を発足し、フィンテックを利用した新しいサービスの開発を専門チームによって行っています。
またインキュベーションプロジェクトチームは、2017年にさらなる強化を図るため「デジタルイノベーション部」へと再編されました。

みずほFGのフィンテック導入実績について

みずほFGは、すでにフィンテックを取り入れた様々なサービスの提供を開始しています。
その1つに、フィンテックの代表的な技術であるビッグデータ、AIを使ったレンディングサービスが挙げられます。
みずほFGはこのサービスを提供するために、「J.Score」という企業を設立し、プロモーションも着々と進められています。
このレンディングサービスはスマホでの手続きが可能になるなど年々アップデートされており、今後も適宜改良されていくことが予想されています。
その他には、フィンテックラボ施設の設置も行っています。
フィンテックラボ施設とは、みずほFGとフィンテック企業、大手ベンダーの金融技術・知見を結集させる事、または顧客サービスの向上を目的とした施設の事です。
またこの取り組みによって、フィンテック導入からサービス検証・実践までの道のりをスピーディーにする事が可能になります。
また決済方法においても、みずほFGはフィンテックの導入を行っています。
みずほFGおよびみずほ銀行における金融技術・知見をドッキングさせ、革新的な決済方法の提案に成功しています。
銀行口座からスマホのウォレットアプリに電子マネーをチャージし、そのアプリから決済、送金、出金までできるというマルチタスクなサービスです。
AIを導入した例で言うと、一部支店に設置されたロボティクスが挙げられます。
AI搭載のロボットによって顧客のサポートを行うことで、自社にフィンテックを浸透させコストを削減する事もできます。
またAIの導入によって得られた知識は、ATM等その他の媒体で活かす事によって、続々とフィンテックによる新しいサービスが提供できると予想されています。

みずほFGは今後どう対応していく?

みずほFGはフィンテック導入の取り組みを積極的に行い、少しずつノウハウを増やしつつある状態です。
言ってしまえば実験的に導入されているサービスもある中、これらをもっと洗練されたものにし、顧客にとって最適なサービスに昇華させることが今後の対応です。
特に力を入れていく分野としては、先ほども解説したレンディングサービスや、ブロックチェーンの実用化です。
フィンテックは金融分野だけでなく、みずほFGにおける現行の事業全般を一新し、1つのビジネスモデルを作り上げるだけの力があると認識されています。

まとめ

みずほFGだけではなく、大手メガバンクではフィンテック導入の動きが加速しており、近い将来にハイレベルな競争が起こる事は避けられない状況です。
ただフィンテックの積極的な導入は、自社の業務を効率化する事で、必然的に顧客サービスの品質が向上するという理想的な流れを作り出せるのです。