ゴールドマンサックスがブロックチェーンを導入?

アメリカの大手金融グループであるゴールドマンサックスが、ブロックチェーンの導入を進めていると言われています。
ゴールドマンサックスは、以前からブロックチェーンの見解を発表していることでも有名で、今後の動向が注目されています。
ゴールドマンサックスのブロックチェーンに対する見解と、ブロックチェーン導入に向けた動きをまとめました。

ゴールドマンサックスのブロックチェーンに対する見解

ゴールドマンサックスは、現物市場の決済にブロックチェーンを導入することで、銀行は大幅なコストの削減ができるという見解を示しています。
この見解は、ゴールドマンサックスが独自に行った調査に基づいています。
年間で約6,000億円以上のコストを削減できるとしており、いかにブロックチェーンが金融業界において革新的な技術であるかがわかります。
また調査内容には、大幅にコストを削減できる具体的な理由も記されています。
現行の現物取引はコストが高く、プロセスも複雑になっています。
ゴールドマンサックスの調査では、ブロックチェーンで現物取引のプロセスを簡素化することで、管理費や人件費を大幅にカットできるとされています。
ただ、必ずしもブロックチェーンの導入が良い影響ばかりもたらすとも限らないと記されています。
企業側にとっては、コストの削減ができるため大きな利益を生み出すことができますが、雇用口を閉ざしてしまうかもしれないと懸念されているようです。
このように、ゴールドマンサックスはブロックチェーンのメリットやデメリットを細かく分析し、発表しているのです。
これだけブロックチェーンに造詣が深いということは、何かしらの形で自社の業務にブロックチェーンを活かそうと考えていると推測できます。

ゴールドマンサックスのブロックチェーン導入に向けた動き

ゴールドマンサックスは、ブロックチェーン導入に向けてどのような動きを見せているのでしょうか?
ゴールドマンサックスの証券部門には、デジタル資産マーケット担当副社長という役職があります。
その役職に仮想通貨のトレーダーを採用したことが、ブロックチェーン導入に向けた具体的な動きの1つと言えるでしょう。
この役職に就いたジャスティン・シュミット氏は、仮想通貨元年と言われる2017年から本格的に仮想通貨に関する仕事に従事し始めました。
クライアントに対して、仮想通貨に関するアドバイスやサポートなどを行うことが、ゴールドマンサックスにおける主な業務だと発表されています。
ただゴールドマンサックスは、自社でブロックチェーンを利用した事業を行うとは明言していません。
あくまで仮想通貨を始めとするデジタル商品への関心があるクライアントが増加したため、そのニーズに応えるための人材を確保しただけとのことです。
以前ゴールドマンサックスでは、仮想通貨のトレーディングデスクが提供され始めるのではないかと噂されました。
ただゴールドマンサックスのCEOであるロイド・ブランクフェイン氏は、「提供する予定はない」と完全に噂を否定しています。
それでもゴールドマンサックスは、仮想通貨に関連する企業に投資していることもあり、今後何かしらの計画をしていることは確実視されています。
最近で言うと、ゴールドマンサックスで以前幹部職に就いていた人物が、仮想通貨に関連する企業に参加しています。
その他にもゴールドマンサックスの以前在籍していた人物が、続々と仮想通貨関連の事業に関わっていたり、関連企業に入社したりしています。

まとめ

ゴールドマンサックス側は、ブロックチェーンを利用したサービスの提供を明言していませんが、発表されるのは時間の問題だと言えるでしょう。
ゴールドマンサックス以外にも、20,000人以上の従業員を要する大手企業の過半数でブロックチェーンの導入が検討されていたり、開発されたりしているのが現状です。