フィンテックが金融ビジネスを変えると言われる理由

ファイナンス(金融)とテクノロジー(技術)を組み合わせた言葉であるフィンテックは、世界中の金融ビジネスに革新をもたらすとして注目されています。
具体的には、フィンテックによってユーザーが利用しやすい金融ビジネスを提供しやすくなっています。
フィンテックが大きく役立っている金融ビジネスをいくつか紹介しましょう。

フィンテックが金融ビジネスを変える理由①決済の簡略化・利便化

フィンテックベンチャーは世界中で1,00社以上登場していると言われており、そのほとんどが現行の金融機関と比べて利便性の高い金融ビジネスを展開しています。
中には、現行の金融機関とほぼ同じ内容のサービスを提供しながら、手数料が桁違いに安いフィンテックベンチャーもあります。
手数料を無料に設定しているところもあります。
またフィンテックを応用した金融ビジネスにおいて、1番動きが加速しているのは決済業務です。
クレジットカードや電子マネーよりも、さらに安価で多様性のある決済手段が、フィンテックのおかげで提供できるようになったのです。
複数の決済手段を店舗またはウェブ上で利用できる「PayPal」や、クレジットカード、ポイントカードを一元化できる「Coin Plastic」などがそれに当たります。
つまりフィンテックの登場で決済手段が増加しただけでなく、これまでの決済手段にはなかった新しい魅力を提供することに成功したのです。

フィンテックが金融ビジネスを変える理由②為替や資産運用などの簡略化・利便化

フィンテックが良い影響を与えている金融ビジネスは、決済業務だけではありません。
たとえば、ユーザーが利用しやすい環境が整った為替のサービスもあります。
スマートフォンのアプリやメール、チャットで簡単に通貨の送受金が可能で、海外送金のコストもほとんど無料のものが提供されています。
またネットを介して資金調達ができるクラウドファンディングも、フィンテックがもたらした金融ビジネスにおける革新の1つです。
今やすっかり一般化し、仮想通貨を開発する際の資金調達方法としても、クラウドファンディングが利用されることもあります。
その他、金融ビジネスの代表格である資産運用にも、フィンテックが良い影響を与えています。
資産運用をする投資家に対するアドバイスサービスは、これまで運用している資産の2%程度手数料がかかっていました。
ただ現在では、フィンテックを活用することで運用資産の0.25%程度の手数料しかとらない企業もあり、投資家は手数料によって利回りを大きく下げることも少なくなりました。
金融機関による融資も、フィンテックのおかげでかなり簡略化・利便化された金融ビジネスへと変化しています。
融資をするために行われる対象者の審査は、従来の方法では大量の資料が必要でしたが、重要な業務のためなかなか簡略化することもできませんでした。
フィンテックを取り入れた企業が行う審査は、大量の資料を一切必要としないものです。
例えば会計ソフト内のデータを利用した審査や、企業の業績や評判などのデータを参考に行っている審査などがあります。
日本でも、融資の際の審査は簡略化が進んでおり、実際に実績を上げている企業も増加しているようです。

まとめ

フィンテックは金融ビジネスに大きな影響を与え、これまでの体制を根底から覆すほどのパワーを持っています。
またフィンテックが指す金融とは、非常に多くの意味で使われている言葉であり、今やネットワークを介したサービス全般に影響を与えているといっても過言ではありません。
ということは、フィンテックは金融ビジネスだけでなく、これからもっと多方面に良い影響を与えていくのではないかと予想されます。
もちろん仮想通貨もフィンテックの賜物であり、これから多くのビジネスシーンで活用され、私たちの生活を変えてくれることも期待されています。