仮想通貨の普及がフィンテックを発展?!~フィンテックとの関係~

近年は、金融とITが融合したフィンテックサービスが発展しています。
この発展の背景には仮想通貨の普及があるのですが、仮想通貨とフィンテックはどのように関係しているのでしょうか?

フィンテックとは

金融サービスを意味するfinancialと、技術を意味するtechnologyを合わせた造語が、フィンテックです。
この場合の技術というのは主にITの事を指しているので、要はIT技術を活用した金融サービスの事をフィンテックと呼びます。
フィンテックに含まれるものは様々で、例えば家計簿アプリなどもフィンテックの一種と言えるでしょう。
他にも、アプリを利用した送金サービスや、電子マネー決済などもフィンテックに該当します。
特に送金サービスはFacebookやLINEでも取り入れられている事から、すでに身近なものとなりつつあります。
その他、クラウドファンディングなどもフィンテックの一環です。
これまでのように、銀行や投資家と交渉して資金を提供してもらうのではなく、プロジェクトを掲げてそれに賛同する人から資金を募る為、たとえ少額でも投資が可能であり、投資した人々はプロジェクトの成功具合によってお礼を受け取る事ができます。
似たようなサービスにソーシャルレンディングもあり、こちらは対象となるのがプロジェクトではなく企業である事と、お金を貸して返済してもらうという点が異なります。
しかし少額の資金から投資できるという点は共通しており、これもフィンテックを代表するサービスといえるでしょう。

仮想通貨とフィンテックの関係

仮想通貨は、通貨として考える一面と、投資商品として考える一面があります。
仮想通貨を投資商品としてとらえた場合、仮想通貨は金融商品であると同時にデジタル資産でもあり、IT技術によって生まれたものなので、仮想通貨はフィンテックサービスの一つであるといえます。
しかし、同時に仮想通貨は通貨としての一面も持っています。
仮想通貨を通貨として考えた場合、国ごとの法定通貨とは異なり、各国の通貨と比較した価値換算はされたとしても、両替をする必要がなく決済する事ができます。
例えば、日本からアメリカのサイトで買い物をした場合、法定通貨で支払うのであればアメリカドルで支払う事になります。
その為には、まず日本円をアメリカドルに両替して決済しなければいけません。
しかし仮想通貨で決済するのであれば、その仮想通貨が現在アメリカドルで何ドル分に相当するか、という価値換算は必要ですが、支払う金額分の仮想通貨を送金すれば支払いが完了します。
わざわざアメリカドルに両替する必要がない為、すぐにでも支払う事ができ、両替手数料などのコストもかかりません。
このように、仮想通貨を利用する事でフィンテックサービスのネットワークは世界中で相互に接続する事ができるようになる為、フィンテックをグローバルに展開する事が可能となるのです。
そうする事で、フィンテックサービスもさらに多くの事が可能となります。
例えば、先ほどのクラウドファンディングにしても、日本円で募集した場合はほぼ日本の投資家からしか資金を募る事ができませんが、ビットコインで資金を募集した場合は世界中の投資家から資金を募る事が簡単にできるようになります。
送金サービスにおいても、仮想通貨による送金であれば世界中の誰にでも送る事ができるなど、フィンテックサービスを拡大する事が可能となります。
このように、仮想通貨が普及するという事は、フィンテックを発展させる事にもつながるのです。

まとめ

仮想通貨は、これまではただの投資商品としての性格が強かったのですが、仮想通貨による決済や送金サービスが増えてきた事で、通貨としてもその地位を確立してきました。
仮想通貨はフィンテックに使われる事で、ますます通貨として使われる事が増えていきます。
仮想通貨とフィンテックは、相互に作用する事でお互いに発展していく事ができるサービスです。
今後も様々に活用されていくと思うので、仮想通貨に注目する場合はフィンテックサービスにも注目していきましょう。