音楽界を救うブロックチェーンプラットフォームMUSEとは?

音楽界における問題を解決するために開発された、“MUSE(ミューズ)”というブロックチェーンプラットフォームがあります。
2015年にリリースされたMUSEは徐々に注目度を集め、現在の価格はリリース当初の2,500倍以上にもなっています。
ブロックチェーンプラットフォームMUSEの概要と、音楽界に与える影響について解説します。

MUSEは音楽の著作権情報を記録するブロックチェーンプラットフォーム

MUSEは、音楽に関係のある著作権情報を記録し、保管しておけるブロックチェーンプラットフォームです。
それは音楽の作詞や作曲をした方だけでなく、音楽を出版する側のデータも記録されます。
これらのデータは信頼性が高く、その音楽の詳細に透明性をもたらしてくれます。
簡単に言うと、“音楽の著作権情報のデータベース”のようなものです。
またこのデータは常に最新化されていくため、古い情報がいつまでも残ってしまうことはありません。
またMUSEに記録されているデータは、音楽を生業とする世界中の企業が使用可能です。
アーティスト、または作詞家・作曲家など著作権を持っている人物は、音楽の利用者、自分が受け取る金額をすぐに確認できます。
従来のシステムでは、著作権の保有者がこれらの情報を把握しにくいという問題がありましたが、ブロックチェーンプラットフォームMUSEでは解決されています。

MUSEの具体的な仕組み

MUSE以外にも、音楽に関する著作権のデータベースを作る活動は行われています。
ただそのどれもが特定の団体や企業によって独占されるものであるのに対し、MUSEはそうではありません。
ブロックチェーンを利用してデータベースを作成するMUSEは、世界中に分散されたPeer to Peerのネットワークを利用しています。
これは仮想通貨が持つ非中央集権のメリットと同じメリットを持っており、MUSEのユーザーが誰でもデータベースを所有できるということになります。
またMUSEはブロックチェーンを利用した音楽の配信において、支払い義務がある人物が即座に特定できます。
ストリーミングの料金は1度MUSEを介され、音楽の著作権を持つ人物にすぐ手渡されるようになっています。
著作権者に代わって実施料を徴収することもなく、著作権者にとって非常にスムーズな契約が瞬時に成立します。
ブロックチェーンを利用した“自動ペイメント機能”が備わっているMUSEは、正しく著作権者に料金が支払われるための十分な情報量を誇っています。
またMUSEはライセンスの取引場所を明確にすることで、複雑さを大幅に減らしているのも特徴です。

MUSEは著作権の保有者を救うブロックチェーンプラットフォームである

著作権の問題が複雑化している音楽業界にとって、ブロックチェーンを駆使したプラットフォームであるMUSEは、救世主のような存在です。
ネット環境がどんどん広がっていく昨今、音楽業界では違法アップロードやダウンロードなどが横行し、著作権を守る体制が整っていませんでした。
それは必然的に、アーティストや作詞家・作曲家へと渡る収益が減少することへと繋がっています。
これまでも違法アップロードサイトの摘発は何度か行われてきましたが、違法アップロードが落ち着きを見せる様子はありません。
またそのようなサイトを利用しているユーザーにも、あまり違法性があるという認識がないという現状もあります。
このような状況下で、音楽を利用した人物、使用料の支払い義務がある人物が特定できるというのは、現状を打破できる大きなチャンスなのです。

まとめ

ブロックチェーンプラットフォームMUSEは、音楽業界を救う1つのツールとして利用されています。
ただ著作権の侵害が当たり前のように横行している業界は、音楽業界だけではありません。
今後の明確なロードマップは公表されていないMUSEですが、このまま音楽業界においてMUSEの存在が一般的になれば、これからもっと多様化していくでしょう。