ビットコインはなぜ手軽な海外送金に向いているかを理解しよう

近年、相場が一気に上がった事で投資家からの注目を集めているビットコインですが、その活用方法として海外送金に注目が集まっています。
ビットコインで海外送金をする事に、メリットはあるのでしょうか?

・ビットコインを使わない、従来の海外送金は?

ビットコインを使わない、これまでの海外送金の方法は、まず銀行で海外送金の手続きを行います。
そして銀行に送金するお金を預けるのですが、送金する国によっては長い時間と高額な手数料がかかるのです。

何故かというと、まず銀行は海外の銀行とのやり取りがあるメガバンクに送金します。
そしてメガバンクと送金先の銀行で直接やり取りできればいいのですが、国によっては直接の交流が無い場合もあります。

そうなると、メガバンクとの交流がある国の銀行にまず送金して、そこからまたほかの国の銀行に送金、そして目的の国の大きな銀行に送金、そして送金先となる銀行に送金、と何ヵ所もの銀行を経由する必要が出てくるのです。
当然、各銀行ではそれぞれ送金の手続きを行います。
銀行ごとにそれぞれ1日ずつ送金手続きの処理に時間がかかるとしても、1週間以上かかる事も少なくありません。

また、銀行ごとに送金手数料も必要となるので、経由する銀行が多ければ多いほど、送金手数料も高額となってしまいます。
また、いくつもの銀行で送金処理を行う事になるので、処理のミスが起こる事も珍しくありません。
名前や金額の間違いが起こってしまうと、その修正にも時間がかかってしまいます。
このような理由から、海外送金というのは不便なところがあります。
しかし、その問題点をビットコインで海外送金する事で解決できるのです。

・ビットコインで海外送金をするメリットは?

ビットコインで海外送金をする場合は、送金業者を利用する事が想定されます。
送金業者に送金したい金額と取引手数料を支払うと、送金業者はその金額に応じたビットコインを購入し、それを現地の送金業者へと送ります。
現地の送金業者は受け取ったビットコインを現地通貨へと両替して、送金先の銀行口座へと入金します。

これなら、必要最低限の手順で送金する事ができ、1時間もかからずに送金を完了する事が可能となります。
ビットコインを利用する事でその送金内容はブロックチェーンに記録されるので、銀行での海外送金と比べて不透明さもありません。
そして送金にかかるコストも大幅に削減する事ができます。
銀行でも国際送金については改善が必要と考えられていますが、銀行の場合はビットコインではなく、リップルの送金システムを検討している場合が多いのです。

それは何故かと言えば、ビットコインの流通量の少なさによるものです。
ビットコインの流通量は、世界中で約1,600億ドルといわれています。
しかしこの金額では、世界全体の海外送金に使うには全くその量が足りません。
そのため、多額の送金にも対応できるリップルの送金システムが選ばれるのです。
しかし、企業が行う送金サービスの場合、反対にリップルの送金システムを取り入れるのは難しい場合があります。

というのも、リップル送金専用に対応するシステムを企業側も開発する必要がある上、その開発に時間とコストを要する為です。
そういった業者の場合は、ビットコインを利用した海外送金の方が利用しやすいでしょう。
ただし国によっては、仮想通貨に規制が入る可能性もあります。
そのため、スタンダードな送金手段となるかどうかはまだ判断できないのが現状です。

・まとめ

ビットコインを利用して海外送金を行うのは、コストや時間の事を考えても非常に優秀な送金手段となり得ます。
ただし、銀行ではその取引量が膨大な事も有り、ビットコインでは足りなくなるため、民間の送金業者に向いている海外送金方法と言えるでしょう。
また仮想通貨は、国によって取り扱いが異なるため、仮想通貨に規制が入った場合はビットコインを利用した送金が難しいかもしれません。