Mastercardが仮想通貨の受け入れに積極的姿勢を見せる

クレジットカードの中でも大手のMastercardですが、最近は仮想通貨の受け入れに積極的な姿勢を見せています。
具体的にはどういった取り組みをしているのでしょうか?

・ブロックチェーン技術者を雇用

Mastercardでは、2018年4月に175人の従業員を雇用した事を発表しました。
その中には、ブロックチェーン技術者も含まれているという事なので、今後Mastercardでは仮想通貨を利用した効率的な決済システムが開発されるのではないか、といわれています。
Mastercardでは、プライベートブロックチェーンを活用して身分証明ができるアプリケーションも開発しています。
住所や氏名、ID番号などが記録されていて、不正利用を防ぐ事を目的としているアプリケーションです。
またMastercardでは、仮想通貨に関連した特許も申請しています。
Mastercardが仮想通貨に対しての取り組みを見せ始めたのは2016年からで、当時は試験的にブロックチェーンをベースとしたAPIを開発し、取引用アプリケーションなどと一緒に特許を申請しています。
その後もブロックチェーン技術を利用して即時決済を行う為のアプリケーション、前述した身分証明のアプリケーションなどもアメリカで特許申請がされています。

Mastercardと同じく、クレジットカード大手のVISAカードでは仮想通貨を公式に扱う予定がないと発表されている事と比較すれば、Mastercardはかなり仮想通貨に前向きな姿勢を見せているといえるでしょう。

・Mastercardが仮想通貨の受け入れを発表

Mastercardでは、2018年3月に中央銀行が発行するデジタル通貨を受け入れるという発表を行いましたが、これも仮想通貨の事と考えていいでしょう。
銀行のデジタル通貨という事で、おそらくRippleのXRPになるのではないか、という予測を立てている人が多いようです。
実際には中央銀行からデジタル通貨について発表されなければわかりませんが、可能性としては高いでしょう。
具体的にどのような使われ方をするのかについても未定ではあるものの、Mastercardを通じて仮想通貨を現地通貨といて引き出す事ができるようになったとしたら、仮想通貨の使い道がかなり拡がるでしょう。

・Mastercardは仮想通貨のデビットカード発行に期待!

Mastercardと仮想通貨といえば、Zaifトークンを出金して使えるマネパカードが有名です。以前であれば、仮想通貨が利用できるデビットカードといえばVISAカードだったのですが、公式の発表にもあったようにVISAでは仮想通貨を取り扱う予定がなく、すでに新規発行なども停止となっている為、今後もよほどの事がない限りは新規で発行できないでしょう。

その代わりに注目されているのが、Mastercardです。
仮想通貨で決済を行う場合、通常であれば仮想通貨をまず取引所で現金に交換し、それを銀行口座に入金して引き出す必要があるのですが、Mastercardのデビットカードに仮想通貨が対応した場合は、直接仮想通貨のウォレットと紐づける事でいちいち換金などの手間を考えずに買い物ができます。
ただし、その時に問題となるのが交換レートでしょう。
Zaifトークンの場合は価格がほぼ一定となるように調整されている為、決済に使ってもそれほど不便はありません。

しかし価格の変動が大きい一般的な仮想通貨で決済を行うのであれば、どこの取引所を基準としてレートを決めるのか、利用したタイミングで大きな価格変動が起こった場合はどうするか、など様々な問題が考えられます。
VISAでも行っていたので不可能ではありませんが、どこまでの仮想通貨を受け入れるかという問題もあるので、すぐに開始するのは難しいでしょう。

・まとめ

最近のICOではMastercardが利用できる事をロードマップに組み込んでいる仮想通貨も増えており、仮想通貨の受け入れに積極的な姿勢が感じられる点も多いようです。
これからはMastercardを利用する事で仮想通貨の使い道も大きく広がるかもしれません。仮想通貨の取引をしていくのであれば、Mastercardの動向にも気を配っていきましょう。